おれんち?カルデラ
「ここがこんなに良い土地だって、言われるまで全く思ってませんでした」
窓の外に広がる雄大なカルデラの風景を眺めながらご夫婦はおっしゃいます。色々な土地を探し回った結果、H様夫妻が建築を決めたのは小さな頃からご主人の遊び場だった愛着のある土地。ご入居されて1年のお宅を担当スタッフの吉玉が訪ねました。
さっそく出迎えてくれたのは、ウッドデッキでシャボン玉中のりーくん。まさに「おれんち?カルデラ」の光景が繰り広げられていました。
吉玉(以下吉) 相変わらず最高の景色ですね。
夫 そうなんです、特に今の時期は緑が鮮やかで。
子 とくに、3かいからのけしきがきれいなんだよ!
夫 ロフトのことです(笑)
吉 確かロフトはご主人こだわりのこもり部屋でしたよね!?
夫 手すりを上るのが楽しいみたいで、いつの間にかこども部屋になっちゃてます。(笑)
吉 最初にホームパーティに来られたのは4年くらい前ですよね、
妻 はい、雨の休日に暇つぶし程度に光の森の展示場に。
夫 外観に一目ぼれしてホームパーティに入ったんです。具体的に家を建てるイメージは持ってなかったんだけど、木の感じがすごく気に入りました。
妻 その後何社か見たけど、あまりピント来なくて。
夫 スタッフさんの雰囲気とか、家のディテールで「なんか違う」って感じたんです。
お気に入りは
段下げ&段上げ吉 (照)。 そこから土地探しに難航されましたね。
夫 なかなか希望に合う土地が見つからなくて、 もう家はいいかなって思い始めたときにちょうど吉玉さんと出会ったんです。
吉 すばこのオープンのときですね。
妻 吉玉さんが高森まで来て土地探しを手伝ってくれて、あれからまた進みだしたよね。
夫 土地もないし、お金のこととか漠然とした不安があってなかなか前に進めなかったんですが、吉玉さんの熱さに後押しされました(笑)。
吉 いろんな土地を見て、最終的にご親戚のこの土地に連れてきてもらって、「良があるリビングです。
妻 KABモデルハウスの段下げ、光の森の段上げ、どっちも気に入って。どっちも取り入れられて本当によかったです。
夫 段上げ部分はロールスクリーンをつけてもらったので、来客のときは閉めて泊まってもらってます。客間って普段は必要ないので、その空間まで広く使えるのがいいですね。
妻 洗濯物を干したり、寛いだり、シーンによって使い方を変えられるところも気に入ってます。段下げは、特に子どもに人気で、友達がたくさん集まっても自然とおもちゃを広げる範囲が段下げの中におさまってるんです。
玄関を開けると広がるのはひとつの大きな空間。床に段差を設けると、曖昧な境界線で区切られような、使い方を限定しないそれぞれのスペースを感じられます。天井や壁のラインを揃えることで、床の高さは様々ながら、統一された一体感が生まれています。
南側前面に広がる窓からつながるウッドデッキに腰をかけると、視界を遮るものはひとつもない、この土地からだけ望むことのできる唯一無二のカルデラの風景が広がります。ぽかぽか陽気に誘われて、自然と顔もほころびます。
何か気になるものが見つかったかな?
南側一面の大胆な大開口サッシがもたらす開放感の一方で、家中が1つの空間で繋がり、どこにいても家族を感じられるちょうどいいコンパクトさも持ち合わせています。
どこにいても家族を感じられる空間でのびのびと。手に持った飛行機も今にも部屋中を飛び回りそうです。
静かな空気の流れるカルデラの中で、ゆったりと本の世界へと。
「ただいま!」 「おかえり。」
遠くから近づくにつれて鮮明になる箱が重なったような外観は、山の風景と一体となり、ずっとそこにあるかのように堂々と佇んでいます。
無意識に五感を通して四季を感じられるこの地では、まるで誰もが日常から解き放たれたように、静かでゆったりとした時間が流れます。
暗闇の中、しっとり明るく佇む空間で、癒しの時間を。
のびーのびと暮らし、大自然をすべて自分のものにできる、H様邸です。
南阿蘇の山々に深いグリーンの外壁が溶け込む。
無造作に積み上げられた薪も雑草も、景色に溶け込んでいい味に見えてくるのは、この場所での暮らしならでは。
自分で育てた作物はとにかくおいしい。理由は鮮度なのか、気分なのか。
薪割が趣味になってしまった。家じゅうが繋がっていて大きな性能の良い箱になっているので薪ストーブ一台で家全体が暖かい。
アールに切り取られたパントリー。オープンな棚も美しくみえる。
設計の林田おススメの南西の景色。壁に向かって作業するより確かに気持ちいい。
緑が好きすぎて外壁だけに飽き足らず、内装の壁も、照明も。
マットでやわらかい色合いが無垢のオークの床や小国杉の柱にきれいにまとまっている。
自前の畑とウッドデッキ。地に根ざした南阿蘇らしい住まい方。
ちょっとした軒下部分があるのがGOODなポイント。
薪ストーブの煙突の輻射熱もあって乾きやすいかも。想定してなかったけどなるほどな使い方。
お気に入りのものはオープンに収納したい。これならずっと眺めていられる。
天井を仕上げせずに木構造表わしに。木の節もいい味。
仕切らずに広く使うことで薪ストーブの暖かさが家じゅうに広がる。寒さの厳しい南阿蘇の冬でも、家の中では活動的になれる。
L字の建物のボリュームを繋がった袖壁と屋根でくるむようなデザインが特徴。
軒裏に天然木を使うことで袖壁と屋根のガルバリウム鋼板の皮の部分がより薄く軽く見えるようにバランスを調整している。
水廻りが集中している東側のファサードにはどうしても小窓が集まってしまう。天然木でつないで枠で囲って帯状に外観のアクセントにしたのは設計のこだわり。
左は家族の玄関。収納と組み合わせて機能的な「ただいま」。
無垢床には無垢の木の家具がよく合う。広松木工のソファはホームパーティでも定番の家具。
階段のスチール手摺。そんな使い方をするなんて思いもしなかった、子供は自由。
表と裏と両方から使えるように扉をつけた物干し兼収納。兼ねるという発想を展開していくと、住まいはもっと自由な空間が生まれる。
外観は黒のガルバリウム鋼板と天然木。屋根と壁が同じ素材であるため、たたずまいに一体感が生まれる。
内装にも外壁の天然木を使用した。ガラス一枚隔てて床と壁が繋がっていることに着目してほしい。家の中と外の境界が溶けて一体となっている。
「普通の家じゃいやだ」その想いが具現化された一つのカタチ。
設計担当は、キッチンにも天然木を貼ってしまった。キッチンが設備ではなくて家具のように雰囲気に溶け込んでいる。
天然木は時とともに色が変わりその味わいは深みを増していく。
このアコースティックギターも同じく。年月を重ねていくほどに枯れたヴィンテージな音になっていくのが楽しみ。
収納はミニマルに。雑多になりがちなキッチン回りも、思い切りと覚悟で見せる収納に。
開放感と構造の強さは両立できる。吹抜には鉄骨ブレース、構造壁の筋交いはあえてみせてしまう。
階段板はスチールと壁の中で支えている。しっかりと強度は担保しながらも繊細さを出すためのひと工夫。
二階は部屋で仕切らずに開放的なスペース。
熱いサウンドを家じゅうに響き渡らせる。
アンコールで盛り上がりは最高潮に。
柱や梁、筋交いなどの構造部分は隠さずにバランスよく意匠にとり入れる。濃茶に塗装すればデザインのポイントになる。
パノラマ自由席
田園風景が広がるのどかな山あいの風景に溶け込むY様邸。
よく晴れたとある休日の朝、室内から臨むパノラマ風景に心を躍らせながら、担当スタッフが、にぎやかな4兄弟とご夫婦に会いに行ってきました。
茶色のガルバリウムが山の背景に馴染む。遠くの道から来る友人にも「目立つから分かりやすいと言われます」とご主人。田園地域ならではの敷地面積の広さと、周りに建物がないという好条件がそろい、この辺りのランドマークになりそうな予感。
6人家族にちょうどいい我が家だけの空間
|数年前、初めてモデルハウス「Leaf」にお越頂いたのが最初の出逢いでしたね。
夫 実は当時、正直家はかっこよかったけど、「この家に住むのはないわー」と思いました。
|え!そうだったんですか?
紺 空間のデザインや素材は魅力的だったんですが、生活感がなさすぎて暮らしがイメージできなかったんです。
妻 でも結局その後他社さんも回ってみて、「◯LDKの家は住みやすそうだけどなんだか普通だ」って感じるようになって・・・。
夫 そうそう、せっかく建てるんだから、もっと我が家の特別感が欲しいと気づいたんです。
妻 それでホームパーティに戻ってきました。
夫 その頃、、別のモデルハウスもできていて、実際に住むイメージができたのも大きかったです。
|完成して、住み心地はいかがですか?
夫 最高です。リビングからの景色はこの風景を独り占めしている気分になるし、来た人にも必ず褒められます。
妻 寝室を1階にして、2階はこどもの自治スペースにしたのが良かったです。。担当デザイナーの方から、ランドリー室やパントリー、勝手口など、細かい部分も提案していただいて、実際に暮らしてみて便利さを実感しています。
夫 個性的な家にしたいという希望はあったんですが、具体的なイメージはなかったので、ただ奇抜なだけでなく暮らしのことまで考えた我が家にぴったりのプランを提案してもらって大満足しています。
高台の山を背に、白川沿いの田園が広がる絶好のロケーション。住まいづくりはこの土地との出会いでようやく形になりました。
ホームパーティの設計はその土地のポテンシャルを最大限に活かすことを考えます。この土地ならホームパーティらしいデザインが思う存分にできる、設計担当の秋本も気合が入りました。
お得意の大開口。リビングでくつろぎながらも外のパノラマを感じて、家族の会話も盛り上がります。
ソファなどの家具はなるべく置かないスタイル。活発に動き回る家族だから、どこでも団らんが始まります。無垢床のオークが気持ち良くて直接座ったりゴロゴロしたり。
それぞれ違うことをしていてもなぜか集まってきてしまう。
OSBボード飾った家族の思い出や作品たち。基本はシンプルできれいめなしつらえですが、OSBのように荒っぽい質感をポイントに活かすとこんな感じにバッチリ決まります。
常に誰かが面白いことを始める、笑いの絶えない暮らしです。
2階は完全に子供たちの自治区。大人は口出ししないルールだそう。
静かにピアノに向き合ったり、
逆上がりの練習中かな?
駆け回って、本当に自由です。
随所に暮らしの工夫もちりばめられています。
脱衣所で脱いだ服はこちらの洗濯・物干しスペースに。郵便受けのようにシューターがあって、洗濯籠に入る仕組み。重い洗濯籠を持たなくてよい、洗濯家事動線の画期的なショートカットです。
オープンな棚は細々したものは見せてもいいカゴに入れて、下のほうは布で隠す。お手本のような収納。扉をつけない分、空間を有効に活用できます。
どこに居ても一体感のあるご家族。この風景とこの家と年々深みを増して成長していくのが楽しみです。
県道に面した北側外観。ガルバリウムの外壁に天然木をアクセントにしたシンプルなデザイン。
樹木は全て山で自ら選ぶほどのこだわり。家族をあらわす5つに分かれた紅葉がポイント。
芝の庭の気持ち良さは、近所のワンちゃんも遊びに来るほど。
抜け殻になってぼーっとしたかったご主人も、この家での暮らしが楽しすぎて休みの日もDIYで忙しい。
芝で丘をつくりDIYで製作予定のウッドデッキとの高さが揃う計画。
広い土間の玄関に設けたカウンター。3兄弟の勉強スペースとして、近所の方とのコーヒースペースとして 、多岐に渡って活躍中。
照明は座る位置にあわせて移動可能。スチールバーはハンガーかけにも便利。
ダイニングと横並びに繋がるキッチンを家の中心とするため、キッチンはさりげない家具のようなデザインに。
生活感の出る食品ストックなどは背面のパントリーに隠す収納を確保。東西に横長い吹き抜けもキッチンから家全体に空間を広げるための工夫。
キッチン背面のパントリー。棚は住まい手自身が使いやすいようDIYで設置。
家族が並んで作業できる造作キッチン。
オリジナルの造作キッチンからはLDK全体を見渡すことができる。
段下がりのリビングからはにんじんビューが広がる。
段下がりのリビングでは、床にごろんと転がって過ごすのが定番スタイル。ソファのスペースも必要なく空間を有効活用できる。
サッシの色は外壁、内壁の色に合わせて外側をブラック、内側をホワイトに。窓の位置を端に寄せ、景色を切り取る配置に。
キッチンからもにんじんビュー。家じゅうのどこに居ても遠い目になってしまいがち。
そして、二階に上がると、
2階のかたすみに設けた奥様のアトリエ。手しごと作品をオーダーで販売しているため、壁面には材料などが収納できるよう有効ボードを貼っている。
アトリエの反対側は外の景色をぼんやり眺めるカウンターを設置。
カウンターに腰かけビールを片手に、抜け殻となって窓の外を眺める。
2階の子どもスペースは棚で仕切った自由な空間。
細長い吹き抜けから1階の様子を感じることができる。
3人兄弟がそれぞれ好きなことをできるフリースペース。