小さくつくり、大きくすまう。
阿蘇の大パノラマという特別な景色を大胆に取り入れることで数字以上の広がりを生み出します。南側一面の大胆な大開口サッシがもたらす開放感の一方で、家中が1つの空間で繋がり、どこにいても家族を感じられるちょうどいいコンパクトさも持ち合わせています。
所在地 | 阿蘇郡高森町 |
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完成 | 2016年 |
1階床面積 | 54.84㎡ 16.58坪 |
2階床面積 | 27.94㎡ 8.45坪 |
設計 | HOMEPARTY |
おれんち?カルデラ
「ここがこんなに良い土地だって、言われるまで全く思ってませんでした」
窓の外に広がる雄大なカルデラの風景を眺めながらご夫婦はおっしゃいます。色々な土地を探し回った結果、H様夫妻が建築を決めたのは小さな頃からご主人の遊び場だった愛着のある土地。ご入居されて1年のお宅を担当スタッフの吉玉が訪ねました。
さっそく出迎えてくれたのは、ウッドデッキでシャボン玉中のりーくん。まさに「おれんち?カルデラ」の光景が繰り広げられていました。
吉玉(以下吉) 相変わらず最高の景色ですね。
夫 そうなんです、特に今の時期は緑が鮮やかで。
子 とくに、3かいからのけしきがきれいなんだよ!
夫 ロフトのことです(笑)
吉 確かロフトはご主人こだわりのこもり部屋でしたよね!?
夫 手すりを上るのが楽しいみたいで、いつの間にかこども部屋になっちゃてます。(笑)
吉 最初にホームパーティに来られたのは4年くらい前ですよね、
妻 はい、雨の休日に暇つぶし程度に光の森の展示場に。
夫 外観に一目ぼれしてホームパーティに入ったんです。具体的に家を建てるイメージは持ってなかったんだけど、木の感じがすごく気に入りました。
妻 その後何社か見たけど、あまりピント来なくて。
夫 スタッフさんの雰囲気とか、家のディテールで「なんか違う」って感じたんです。
お気に入りは
段下げ&段上げ吉 (照)。 そこから土地探しに難航されましたね。
夫 なかなか希望に合う土地が見つからなくて、 もう家はいいかなって思い始めたときにちょうど吉玉さんと出会ったんです。
吉 すばこのオープンのときですね。
妻 吉玉さんが高森まで来て土地探しを手伝ってくれて、あれからまた進みだしたよね。
夫 土地もないし、お金のこととか漠然とした不安があってなかなか前に進めなかったんですが、吉玉さんの熱さに後押しされました(笑)。
吉 いろんな土地を見て、最終的にご親戚のこの土地に連れてきてもらって、「良があるリビングです。
妻 KABモデルハウスの段下げ、光の森の段上げ、どっちも気に入って。どっちも取り入れられて本当によかったです。
夫 段上げ部分はロールスクリーンをつけてもらったので、来客のときは閉めて泊まってもらってます。客間って普段は必要ないので、その空間まで広く使えるのがいいですね。
妻 洗濯物を干したり、寛いだり、シーンによって使い方を変えられるところも気に入ってます。段下げは、特に子どもに人気で、友達がたくさん集まっても自然とおもちゃを広げる範囲が段下げの中におさまってるんです。
玄関を開けると広がるのはひとつの大きな空間。床に段差を設けると、曖昧な境界線で区切られような、使い方を限定しないそれぞれのスペースを感じられます。天井や壁のラインを揃えることで、床の高さは様々ながら、統一された一体感が生まれています。
南側前面に広がる窓からつながるウッドデッキに腰をかけると、視界を遮るものはひとつもない、この土地からだけ望むことのできる唯一無二のカルデラの風景が広がります。ぽかぽか陽気に誘われて、自然と顔もほころびます。
何か気になるものが見つかったかな?
南側一面の大胆な大開口サッシがもたらす開放感の一方で、家中が1つの空間で繋がり、どこにいても家族を感じられるちょうどいいコンパクトさも持ち合わせています。
どこにいても家族を感じられる空間でのびのびと。手に持った飛行機も今にも部屋中を飛び回りそうです。
静かな空気の流れるカルデラの中で、ゆったりと本の世界へと。
「ただいま!」 「おかえり。」
遠くから近づくにつれて鮮明になる箱が重なったような外観は、山の風景と一体となり、ずっとそこにあるかのように堂々と佇んでいます。
無意識に五感を通して四季を感じられるこの地では、まるで誰もが日常から解き放たれたように、静かでゆったりとした時間が流れます。
暗闇の中、しっとり明るく佇む空間で、癒しの時間を。
のびーのびと暮らし、大自然をすべて自分のものにできる、H様邸です。