こんにちは、梅雨らしい雨にうずうずとドキドキがとまらない むたぐち です。
うずうずは次の晴れたお休みの日に何しよう!といううずうずです。
ドキドキはお仕事の外部の工事が予定通りにすすまない・・・。
という致し方ないことですが、どうにかならないかなぁ~。と思ってしまう真面目な部分です。
さて今回は、すこしまじめにお庭のことを。
お庭と言えば芝や木々の植え込みを、という感じですが
実際には植え込む前の土の中の環境「みえない場所」を整えてあげることがすごく大事なのです。
木々は山の斜面などにあり平坦な場所に生えていることは少なく落ち葉や枯れ枝でできた腐葉土の層があって
水の流れや通気があって・・・などなど。
木々を植え込んだり芝を貼ってしまうといい感じで仕上がるのは当然なのですが、
木々も芝も生きているのです。なるべく良い環境に居たいのは人と同じだと思います。
そう考えると「 家 」を建てるためにガチガチに転圧、場合によっては固化材をいれて造成した土地は
木々にとって、居心地の良い場所とは言えない環境です。
おなじように雨水も樋で集めて側溝へ放流。
もちろん川に流れていきますが地面を潤して植栽を育んでくれることは少なくなってしまいます。
カチカチに固めてしまった土の層があると表面で雨水を流してしまってせっかくの雨も保水できずに終わってしまいます。
そして熊本という土地柄多くの人が地下水のありがたさを享受しているのですが、
家や建物が増えていくと地下に水を浸透させる場所が減ってしまう。環境と建築というのはなかなか難しいところです。
まずは自分の家のお庭から、という考え方も素敵だなと思います。
おおきな穴。
大きく深く掘った穴に石などで水が浸透する場所を作ってあげています。
その上に大きめの枝を敷き、通気ができるようにした後に腐葉土やバーク、現地の土を混ぜてふかふかに仕上げた上に木々の
根鉢を置いてあげてお庭を仕上げています。
こうすることで木々が根をひろげて豊かに育っていってくれるのです。
こういう土の中まで考えてお庭をつくるお家が多くなると個人的にはうれしいなと思います。
コンクリートで固めてしまうとお手入れは楽なのかもしれませんが
お庭や環境のためには土地を潤してあげることも大事だなぁと思っています。
もちろん手間がかかるので普通にポンと植え込むよりは費用もかかってしまいます。
ですが木々が気持ちよく枝先まで元気で蒸散などで風の生まれるお庭には心地よさという価値があるかなと思います。
我が家も木々を植え込んで10年をこえました。
新築時は大雨が降るとお庭が池のようになっていたのですが水が浸透する場所を作り
木々の根元に落ち葉や枯れ枝、剪定の枝を集めてふんわり盛ってあげるようになってからは
池のようになることはなくなりました。
そうなってからのほうは実のなる木は実りが多く、紅葉する木々は紅葉がキレイになってくれたように思います。
人が気持ちがいいと思うお庭は木々にとっても気持ちがいい場所なのかもなぁと思います。
ちなみにこのお写真のお家は最近のお引き渡しばかりのお家です。
家の中の様子は今後更新されていくホームページやインスタでご覧ください。
ちなみにこちらのお家にもランクルくんがいました。
僕の60くんよりだいぶ快適性がUPしている80くん。
しばらくランクルトークで盛り上がってしまいました。
今回はちょっと真面目に家廻りのお庭のこと、雨水のことを書いてみました。
当社も分譲地を扱う家の会社になります。
雨水の事、地下水の事、木々の事、できることを考えていきます。
次回はもうちょっとフランクな感じにもどると思います(笑)
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