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まいにちがホームパーティ

ホムニスタさんのくらしノート

ホムニスタさんのくらしノートvol.4

藤井
藤井
2023.02.10

暦の上では春が訪れ、暖かい日も少しずつ増えてきましたね。

1月が後半にさしかかり今季最大の寒波が到来し寒い日々が続いている中、今年1回目のインタビューに行かせて頂きました。ディレクター藤井が綴ります。

 

 

 

2023年最初のホムニスタさんは合志市にお住まいのTさん一家。

昨年夏にご入居10年目を迎えられ、コの字の平屋のすまいにご家族3人で大切に住まわれていらっしゃいます。

アウトドア好きのご主人に、いつかは自給自足に近い生活を夢見ている奥さま、お家の計画中はまだ2歳だった息子さんは映画観賞が趣味の6年生男子に成長され、後少しでいよいよぴかぴかの中学生です。

 

 

出会いは2012年春ごろ。

ご主人の妹さん宅にホームパーティのパンフレットがあったのをきっかけに、奥さまが初代Leafにご来場されたのがはじまり。

ご結婚、お子さまのご誕生とライフステージが進む中、人生の流れで「家を建てる」ことをごく自然に考え始めたご夫婦。消費税が5%から8%へ引き上げになる前の社会情勢も後押ししご計画が前へ進みだしました。

 

 

 

Leafにつまったこだわりに一目ぼれ

初代Leafのくるみの床材、木製の優しいキッチン、秘密基地のようなロフト、案内をした展示場スタッフの雰囲気など奥さまの「好き」を沢山感じて頂きました。後日ご主人を連れてLeafに再び訪れて頂き、私もそこでTさん一家に出会いました。

この日はすでにホームパーティで家を建てたいという意思は固まっており、ご夫婦で確認の意味でご来場されたとのこと。総合住宅展示場内のモデルハウスにご来場頂きましたが、他メーカーのモデルハウスは見ずに帰宅。そんなこととはまだ若かった当時の私は知らず、10年経って知った驚きの嬉しい事実でした。

Tさんご家族のお家づくりは平屋の家に住みたいこと、土地は奥さまご実家の近くの住宅街で探すこと、など家づくりのベースの部分はご夫婦の意見が一致した状態でしたので、動き出してからがとてもスムーズだった印象。何より、建てたいメーカーが早めに決まっていたことがスムーズにいけた要因とのことです。

↑初代リーフ、ロフトを見上げた様子

 

 

 

子供が喜ぶ=家族の幸福

お子さまが幼い頃からの絵がキレイに並ぶリビング。特に小さいころは頑張って描いた絵を飾るとお子さまが喜ぶので、家族の目に触れるリビングに飾るようにしたそう。

コロナ禍もご実家近くの土地を選んだこともあり、お子さまがお家とご実家を行き来しながら退屈せず過ごせたので安心してご夫婦も過ごせたとのこと。

また、中庭でのプールやBBQ、近所の子供たちがTさんちの中庭に集合して遊んでいる様子をキッチンから見守ることが出来たことは、お子さまの幼少期の嬉しい思い出だそうです。

子供部屋はきっとこれから使用頻度が高まる予定。小学生の今は宿題はリビングのカウンターや円卓で行っていますが、中学校進学に向けてしっかりお片付けをして準備を整えいらっしゃいました。

家を建てて何より幸せを感じたのはまだ幼かったお子さまがとても喜んでくれたこと。お子さまの笑顔は毎日頑張る大人にとって何よりの活力になりますね。

 

 

 

 

 

オシャレだけではない、震災後感じたこと

ホームパーティ=オシャレな家のイメージをもっており、正直「強い家」というイメージはあまりなかったそうですが、2016年の熊本地震の際に「オシャレなだけではない」ことを痛感。大きな揺れのあと、家の中を確認するとキッチンの引き出しが出ているくらいで、大きな被害も出ずびくともしなかったので驚いたそう。

まだ小さかったお子さまはカウンターの下に急いで身を潜めて安全を確保したそうです。

合志市の地域柄もあり台風や雨での被害もなくここまで過ごせて本当に良かったとご家族笑顔でお話頂きました。

この10年、地震や台風、大雨と熊本もいろんなことがありましたが、ここで暮らすご家族をこのお家がしっかり守ってくれて、「安心」を感じて頂けたことはつくり手としてもとても誇らしく嬉しい出来事だと感じます。

 

 

 

中庭で楽しむおうちアウトドア

コの字型の平屋に住まわれるTさん一家のお家は何といっても、住宅街にありながらプライバシーが守られる中庭が醍醐味。ここではBBQや焚き火を楽しんでいるそうです。特に昨年はハマって、お仕事のあとに金曜日の夜からご家族でBBQパーティをしていたそう。その流れでアウトドア料理にもはまり、毎朝のように朝ごはんにホットサンドを作っていた時期もあるそうで、日常がちょっとだけ特別になる素敵な楽しみ方だなと羨ましく感じました。

リビングから中庭の途中まで施工したウッドデッキを思い切って中庭全面に広げるかどうかは今後の検討。BBQをするために今は地面のスペースがあって良かったと思う事もあれば、ウッドデッキを中庭全面に広げたらリビング向かい側の寝室からリビングへのアクセスも出来て素敵かも、と10年経った今も新たな構想はとまりません。

 

 

 

古いものに良さを感じる

元々アンティーク雑貨がお好きな奥さまのご趣味もあり、Tさんちには古い家具や雑貨もあります。特に目を惹いたのは、リビングの円卓。ご主人が実家の居間で学生時代に使っていたもので親御さまが大切にしまっていらっしゃたものを使用されています。ご主人の思い出の品をまた新たな家族で大切に使っている様子がとても素敵。

 

 

ちなみに玄関にある「はにわ」はお子さまが作ったものと思いきや、ご主人が子供の頃に作った作品。気分によって飾ったり、飾らなかったり。目新しいものばかりではなく、思い出やご家族らしい味わいがあるものをチョイスして設える。モノ選びにアソビゴコロを忘れない姿勢も暮らしを楽しくしてくれているように感じました。

 

 

 

変化し続けたリビングの使い方

新築当初はキッチン横にダイニングセットを置き、くつろぐ時はタタミリビングでごろごろするスタイルをとっていたTさんご家族。そんな生活を送っている中、ソファを置きたい!と思い立ち、スペースも考慮して、ソファを置く代わりにダイニングセットを無くしたそうです。

ダイニングをなくしても意外と不具合はなく、今はご家族3人でタタミリビングに置いている思い出の円卓でお食事をされています。先々でご夫婦2人になったら、キッチンから続いているカウンターで食べようねと話しているそうです。

今の使い方に満足されており今後ダイニングをまた置くことは考えておらず、広さが欲しくなったらカウンターを広げたいと考えていらっしゃいます。

生活を重ねながらベストな暮らしを見つけ出し、日々アップデートされている様子が私たちにとっても嬉しい暮らしぶりです。

↑お引越し前のTさんち

 

↑現在のTさんち

 

 

 

非日常を味わえるリビングのロフト空間

キッチン上にあるロフトはお子さまのお友達も喜んでくれて、みんなで楽しく過ごしている様子が見ていてとても微笑ましかったそうです。

一時期はご主人が籠って勉強をしていたこともあり、ご家族がそれぞれのタイミングで使っていただいています。

プラン中に寝室や子供部屋にロフトをつくるか、リビングにつくるかを悩みましたが、結果今の形で家族みんなで使えるのが良かったそう。

ちょっと日常じゃない感じを味わえるのが楽しくて、アウトドアテーブルなどを置いて室内でアウトドア気分を味わっていることもしばしば。

8年後、父と息子で籠って晩酌をする日もくるのでしょうか。お2人の様子を見ていたらそんなことを考えて、家族っていいなと改めて感じました。

 

 

 

好きな場所No.1が選べないほど心地いい

思い切って置いたソファ、タタミで仕上げたリビング、プライバシーの守られた中庭など寛ぐ場所が様々あるTさんち。他にもリビングのロフトや和室にした寝室、ご主人の小さな書斎など1番が選べない状態。

リビング窓から続く飾り棚も好きなものを飾って眺めるのが癒し。

 

 

リビングは平屋ならではの勾配天井で広々空間にしていることもあり、ご来客には解放感を褒められることが多いそうです。

ご主人の書斎はリビングや子供部屋とはまた違う、大人の趣味のものがびしっと詰め込まれていていい感じ。お子さまからのお誕生日プレゼントも飾られていて、家族の温もりも感じます。

 

↑文字を間違えたことも懐かしい思い出とご家族みなさん笑顔でした

 

 

 

「イマフウ」の家にはないもの

木製のキッチンも10年経つと飴色の深みのある色に変化しており、新築時よりもずっと良い雰囲気になっているのも印象的でした。woodoneさんの木製のキッチンを採用頂き、傷まず頑丈で良かったとのこと。

性能や耐久性などを考えて日々新しく作られていく新建材や既製品はいろいろありますが、細やかなデザインや飽きの来ない素材選びなど、ホームパーティならではのものがTさんちにはしっくりくるそう。特にくるみの無垢床は古くならず、お子さまが小さい頃のシールの貼り残しやラクガキも良い味となって残ってくれて素敵な経年変化です。

 

 

 

 

しみじみ感じる「良い家だなぁ」

何年経っても流行りに左右されないホームパーティの家は、子育てが落ち着きはじめ時間にも余裕が出てきた今、「良い家だなぁ」と改めてしみじみ感じる瞬間があるとの事でとても嬉しく感じました。

以前は子供さんも小さくなかなか叶わなかったそうですが、今回室内に花を飾ったりお気に入りの雑貨を飾ったりしてみると心が安らいだそうで、今まであまり出来なかった室内の飾りやグリーンにもいろいろ挑戦していきたいとお話頂きました。我が家も2歳児を育てるドタバタ子育て家庭。10年経つと今とは違うお家の楽しみが出来るのだろうなとわくわくをいただけたお話でした。

そして、長く住むと細かい部分の使い勝手や窓の配置、棚のつくり方など、家ってよく設計されているなとデザイナーの力を感じたそうです。とても有難いお言葉、嬉しい限りです。

↑ロフトから覗いたリビングの風景

 

 

 

これからのこと

新築時に植えたいとお話されていた念願のレモンの木が10年越しに昨年Tさんちにやってきました。今はリビングに鉢植えしており、これから地植えを行う予定。

 

 

実のなる木は昔からお好きで、中庭に植えていたジューンベリーは育ちすぎて近所のご実家の畑へ移植。これからまた、お庭の木々やお花を増やしていきたいと植物がお好きな奥さまは意気込まれています。

まだまだ先になりますが畑で野菜をつくったり、庭でとれたレモンでシロップをつくったり、いつかは自給自足に近い生活が出来たら素敵だなとこれから先の夢も教えて頂きました。

Tさんご家族と何年も先の将来のことを一緒に考えながらお話しをさせて頂き、お気に入りの家で日々の暮らしを育むことで新たな夢が生まれていくことが何だか嬉しくて、好きな空間で暮らすことの醍醐味だなと改めて感じました。

 

 

そして将来、お子さまが巣立たれてからも子供家族が気軽に遊びにきてくれる場所であれたら楽しそう。何年たっても我が家が家族や親戚が集まれる場所であれたら良いな、奥さまの夢は広がります。

ずっと刻んできたお子さまの身長。いつかはまた新しい家族の身長をここに刻む日がくるのでしょうか。とても楽しみですね。

 

 

 

 

夫婦の意見の擦り合わせが大切

これから家づくりをする方へのアドバイスをお尋ねしたところ、ご夫婦でそれぞれやりたい事がある場合、お互いに意見を出し合う時間を設けておくといいとの助言を頂けました。これはTさんご夫婦の反省点でもあるそうで、家づくりをしていた頃はちょうど子育てとお仕事に忙しくしていた時期でなかなか夫婦で話す時間を捻出できず、後になって自分の意見をおしつけてしまったかな、と感じてしまう事があったそう。

そうならないために特に意見が違う場合やお互いにこだわりがある場合はしっかり話しておいて欲しいとアドバイスを頂きました。

きっと家づくりをする世代はお仕事・子育て等でハードにされている世代が多いと思いますが、ぜひご家族でお話をしっかりして欲しいとのことでした。

 

 

 

すまいは「生きていくうえでの基礎」

Tさん家族にとってすまいは「生きていくうえでの基礎」

当たり前ですが朝はこの家を出発し仕事や学校へ行き、帰宅しご飯を食べて、近所へ少しだけお散歩に出向き、お風呂に入り就寝する。そんな生活が10年経つと当たり前になりましたが、家族の拠点であり帰って来られる大切な場所があることは貴重なこと。

今では「当たり前」になった暮らしもこの家あってのことで、10年間という家族で過ごしたかけがえのない時間の積み重ねから、この家での暮らしはTさん家族の生きていく上での強い基礎となっています。

お子さまが成長すると言葉にしてくれたり、「家が好き」であることを表現してくれることがあり、長い時間一緒に暮らしてきたんだなと改めて感じることがあったそうです。前にも記載しましたが、家を建てて1番良かったことはお子さまがとても喜んだこと。それによって家族の士気が上がり、ご夫婦も幸せを感じ取れたそうです。

良い家だな、家族でこの家を建てたんだな、と満足感を感じる大切な時間をご家族で刻まれています。

ご家族で育まれた10年間のとても温かいエピソードで終始心が温まりました。

 

 

 

あとがき

今回はTさん一家を訪ねました。

今から10年以上前、Tさんご家族との家づくりはスタートしました。本格的に計画が始まったのはちょうど熊本では白川の大水害が起きたあと。私自身、住宅に携わるお仕事を始めて1年ちょっとが経った頃で、はじめての大きな災害が近くで起き、改めて「家」が生み出す「安心」や「安全」について考えたり、つくりかたひとつでその逆を生んでしまうこともあるのだと、考えた頃でした。

当時はとにかく必死にTさんご家族のお家づくりのお手伝いを行っていましたが、10年経って当時の思い出や、今日まで安心して住まわれていること、お子さまがご立派に育たれてご夫婦もさらに素敵な笑顔が増えたこと、そんなことを時を経て感じることが出来、このお仕事を長くしてきて良かったな、あの時Tさんご家族と出会えて良かったなと改めて感じました。

約10年前、まだまだ未熟すぎた私とともに家づくりをの日々を歩んで頂いたTさんご家族には心から感謝しております。

Tさんご家族の皆さま、ご協力ありがとうございました。

これからも、益々ご家族らしい温かい暮らしを紡ぎ、家族にとって大切な基礎をどんどん強くして頂けたら嬉しいです。

 

 

 

 

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