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栗しごとの話

一戸 紀見華
一戸 紀見華
2020.10.30

こんにちは、イチノヘです!

 

 

朝夕はもうだいぶ寒いですね。

日に日に秋も深まって、阿蘇では一面のススキが風にそよいでいます。

なんだか日本じゃないような風景。

 

 

さて、今の時期、忙しくてもどうにかその合間を縫って手を出してしまうもの・・・

そうそれは栗しごと!

いや栗しごとという単語はあまり聞きませんが・・・梅しごと的な。

つやつやの栗が並んでいるのを見ると、食べるまでが面倒だとわかってはいてもつい手にとってしまいます。

 

手がかかるので気軽に挑戦してみてくださいとは言えませんが、細かい作業が苦手でない方はぜひ。

 

 

作らずにはいられない、栗の渋皮煮

 

栗が出回り始めるとまず作るのが栗ごはん。

少しもち米を混ぜた薄い塩味の栗ごはんは最高に美味しいと思います!

かまどさんなど、炊飯土鍋で炊いたらなお良し。

 

その次に甘露煮か渋皮煮を作ります。甘露煮も渋皮煮も比較的日持ちしてお菓子などにも使えるのでオススメです。

 

というわけで渋皮煮ですが。

茹でる前に渋皮を剥く甘露煮は虫食いなどがあっても気づくのでまだいいのですが、食べる時まで中が見えない渋皮煮には、多少高くても虫食いや傷みのないキレイな栗をぜひ。

 

友人からいただいたものすごい大粒の栗。

ありがとうございました!

 

しばらくお湯につけて柔らかくした鬼皮を剥いたら、1回目の下ゆで。

アクがすごい色・・・

 

繊維や筋などを全部きれいにとった後がこちら。

さらに2回下ゆでしてアクを抜きます。

 

 

最後に砂糖を加えてコトコト煮て、お好みでブランデーなどを加えて(私は結構入れます)出来上がり。

つやつや!

 

 

あっさりとした甘さにしているので、栗本来の味がしっかり感じられます。

日持ちをよくしたいなら砂糖多めにしても。

 

甘露煮は鬼皮を剥いた後、渋皮も剥いて一度下ゆでし、水を替えて砂糖を加えて煮たら出来上がり。

甘露煮も渋皮煮も、シロップに浸った状態で密閉容器に入れ、冷蔵庫のチルドルームなどに入れると長く日持ちします。

ジップロック等に完全に空気を抜いて入れるとさらに長持ちします。

長期保存は冷凍でもいいですが、食感は柔らかくなります。

 

 

甘すぎる問題

 

栗は好物なのですが、市販の甘露煮や渋皮煮はちょっと甘すぎるなあと感じます。

手作りすると好きな甘さで作れるのでその辺もオススメです。

砂糖の種類もきび砂糖や甜菜糖で作ると、上白糖やグラニュー糖が使われているものより体に優しいですね。

 

お菓子にする時も甘さ控えめで

マロンパイ!

詳細はまた別の機会に。

焼きたてはバターの香りがうっとりするようなサクサクのパイが香ばしく、少し時間が経った後は中の渋皮煮とクレームダマンドが馴染んでしっとり。

 

こういう焼きたてが美味しいようなお菓子やパンはお家で作ると楽しいですね。

さすがにモンブランなどの生ケーキが食べたい時はおとなしくお菓子屋さんで買います。

 

 

一つだけ、甘くてもめちゃくちゃ美味しい!と思うのはマロングラッセです。

ただこれは工程が多く日数もかかるのでちょっとまだ手を出せずにいます・・・

 

 

意外な栗の使い道

 

年末になると、おせちの栗きんとんに使われる瓶詰めの栗の甘露煮が並びます。

私の地元、青森では栗きんとん以外の用途でも栗の甘露煮がどんどん買われて行きます。

 

その用途は・・・茶碗蒸し!

 

青森の茶碗蒸しは、鶏肉やえび、椎茸やかまぼこなどの定番の具の他に必ず栗の甘露煮が入ります。

銀杏はあったりなかったり。

そして茶碗蒸しの卵液にもたっぷりと甘露煮のシロップを入れ、かなり甘い味付けになっています。

 

・・・他地域の方にはあまり信じてもらえませんが、美味しいんですよ!

すき焼きだって照り焼きだって甘辛で美味しいのですから、茶碗蒸しだって美味しいのです!!

 

熊本は確か全国2位の栗の生産地。

スイーツ以外の新しい名物としていかがでしょうか。

 

 

それではまた次回、よろしくお願いいたします!

  
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