こんばんは、もの持ちが良いタイプの むたぐち です。
秋になりましたが、まだ外は暑い・・・外でやりたいDIYがあるのですが、
外にでると汗ビショビショになってしまいそう。
サウナにはまってしまってから汗かきになったような気がします。
と、まだお昼の外は暑いので今回は少し前から気になっていたもののお手入れ&改造DIYです。
ペティナイフ
僕は料理をだいたいペティナイフで1本でやっています。
お魚捌くときは小出刃やお刺身包丁を使いますが、レギュラーはペティナイフです。
そのおかげでペティナイフだけで5本使っているのですが1本が痛んできました。
加水分解
空気中の水分と反応してほっておくとベタベタになるあれです。
10年くらいまえにイケアで買ったものなので寿命と言えば寿命です。よく持ったほうかもしれないです。
そんなに高いものでもないし最近は出番も少な目な子だったので・・・処分。も頭をよぎったのですが、
最近ちょっとだけ料理を手伝いたがるこむすめさんのお気に入りだったので
やるだけやってみることにしました。
まずはベタベタになっている柄を外すとところから・・・
カッターで切込みをいれてめくっていくと、その下はがっつりプラスチックで固められていました。
んん~、削るのたいへん。
刃の部分に火をいれると劣化してしまうのですが柄の部分がちょっと熱くなるくらいは良しとしよう!と思って
ある程度削ってからバーナーですこしあぶって溶かしてから真鍮ブラシでゴシゴシして金属部分だけに
柄を何にしようかなぁ~と思って端材BOXをごそごそしてみると
桜のは材がありました。いつもはくるみの木で作りますが今回は桜にしてみます。
ちなみにあとですごく後悔します。
2液混合のエポキシ樹脂をぬりぬりして挟み込み
クランプを推奨します。
握力がゴリラくらいある人は手でも大丈夫です。
乾くまでは休憩です。
机をきれいに
小泉さんのほうきとちりとりが活躍してくれます。
さぁ、樹脂も乾いたし粗方の形で一回のこぎりで調整してから削っていこう!
・・・木が固い。
ジグソーで切っていったのですが固すぎでちょっとずつしか切れないと思っていたらうっすらと煙が、
飛んでくる木くずが熱い・・・手鋸で・・・固い。
スプーンなどが桜の木でできている理由がよくわかりました。
もっと薄い材料で作るべきでした。
サンダーで削って、木くずにまみれてやっとここまで
朝の9時からはじめてすでに6時間。
ここからは握り心地と凹凸をチェックしながらサンドペーパーで仕上げていきます。
つるつるになるのですがここで木工のポイントです。
水をかけると繊維が立ってざらざらに戻るのです。
それを番目を大きくしてまたツルツルに磨いて、また濡らして・・・と5回ほど繰り返すと
仕上がりがすごくよくなります!
特にスプーンなどを作る場合はこの手間が大事だと思います。
最後にいつもはオイルフィニッシュですが、今回はウレタン塗装を。
2枚の木を重ねて作ったので隙間から水が浸みこんでしまいそうだったのでウレタンの塗膜に期待することにしました。
どーん。
いい感じです。捨てようかと思った自分を叱り飛ばしておきます。
握り心地、研ぎなおしたので切れ味もばっちり、見た目も素敵になりました。
ちょうど帰ってきた、こむすめさんもご満悦。
やったことないことでしたが、いい仕上がりで大満足です。
ですが木のカット、サンダーでの削りの作業などなど当然木くずが凄いので外でしかできません。
結局、汗ビショビショです。
DIYはサウナみたいなものなんだと思うことにします。
早く寒くなればいいのに(笑)。
ナイフの出来に浮かれて奥さんに見せると
「おー、いいじゃん!全部それにしたら!」
・・・馬鹿じゃないかしら。
1日1本、朝から全力でやってどうにかなのに全部なんかやれるか~!と思っていたら。
それよりさ~・・・すぐに話題が飛んでいく愉快な奥さんでよかったです。
でも、1日手をいれたおかげで大事にする道具が増えました。
木工っていいですね。
そのうちまた別の道具も良くしたいなぁと思います。
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