お施主様のご厚意によりご入居前のお宅を公開させて頂く、完成拝見会を6/27~30で開催いたしました。イベントの様子をディレクター藤井が綴ります。
今回は新しい試みで平日を含め5日間の開催をさせていただきました。土日がお仕事で普段はなかなかイベントに来られない方やお子さまを保育園に預けてゆっくりご見学をされる方など、平日のご見学も好評のうちに終えることが出来ました。お天気も心配されましたが序盤に想定外の梅雨明けをして窓から遠くの山々の景色を楽しむことの出来る拝見会となりました。
今回はナチュラルな色味のぬり壁が優しい平屋のお家。
お庭はお家を中心に2つのゾーンにわかれており、南側は道沿いなこともあり塀を高くしてお庭の木々や空の高い部分を眺めるお庭。鎖形状の雨樋が石の水鉢へ向かって垂れている様子も風情があって素敵。雨が楽しみになるお庭です。
北側のお庭はダイニングから続いていく空間設計で、ペットのわんちゃんが走り回り、ご家族でBBQをしたりとアクティブに楽しむお庭。こちら側は眺望も良く遠くの山をのんびり眺めるのも良い感じ。
もう1つのベストビュースポットは贅沢な書斎空間です。カウンターを向いて椅子に座ると遠くの山と空の気持ちのいい景色を切り取った窓が目の前に広がります。景色に酔いしれながら読書をしたり、書き物をしたり暮らしのイメージが広がります。
今回の平屋のお家は「人が集える家」が設計当初からのテーマとしてありましたので、ゆったり広々とスペースをとったキッチン・ダイニングが印象的です。
四季折々の景色を眺めながら、冬は薪ストーブに揺らめく火を囲んで、1年を通してお友達やご家族と楽しい時間を過ごせそうです。
△玄関から見える薪ストーブとリビング
また玄関から広いタイル土間が続いており南の窓際近くにはペットのわんちゃんのゲージが来る予定。
土間の続きには「食事」と「寛ぐ」をわけるため空間を区別したリビングスペースが広がります。天井高を抑え照明計画も控えめに、大人の寛ぎ空間が仕上がりました。
ダイニングスペースの桜の無垢床はRの形状をとっていて、訪れる人を緩やかにダイニングスペースへ誘います。
△南側の窓際、わんちゃんの空間
△リビングでご来場のお客様も寛ぎ体感中(ソファはHOMEPARTYで持参したものです)
△ご来場のお子様もリビングの小窓からの景色に夢中
△土間床と桜の無垢床がゆるやかに区切られています
ダイニングから繋がる空間がもうひとつ。小上がりの和風なゲストルームです。贅沢にトイレと洗面付き。「人が集う家」を求めていたお施主様のおもてなしの気持ちが表現された空間。段差に置く沓摺石はこれからお施主様で素敵なものを調達予定です。
個人的にはこの小上がりに腰かけてダイニング側を向いて寛ぐのも落ち着きました。サイドテーブルを持ってきて飲み物片手にキッチンやダイニングにいる人と談笑をしたり、窓からの景色を眺めたり、人が集う空間にぴったりの小上がりです。
また、HOMEOARTYの若きデザイナーの堤さんのおすすめポイントはこの障子の建具。桟の位置が絶妙とのことです。京都で日本の伝統建築に触れながら学生生活を送った彼なりの視点でおもしろい。
また、よく晴れた午前中に朝の陽の光がお庭の木々の影を室内に映し出しゆらゆら揺れる様子が癒しの景色でお休みの朝に揺れる影を見ながらのコーヒータイムも素敵だな、きっと四季を通して太陽高度が変わり影を映し出す壁が日々変化するのも飽きのこないこのお家ならではの楽しみだと感じました。
ここで暮らす人も訪れる人びとも楽しく過ごす平屋の住まい。四季を通して遠くの山も彩りが変わり、陽の入り方ひとつで楽しみ方が日々変化する。そんな暮らしを想像させてくれる素敵なお家を公開いただきましたH様には、心よりお礼申し上げます。
また平日・土日ともに沢山のご参加をいただきましたお客様もありがとうございました。
また7月の終盤に暮らしの拝見会、秋ごろ完成拝見会を予定しております。
今回ご来場が叶わなかった皆さまも、こちらをご覧になりご興味を持っていただきました皆さまも、ぜひ今後のイベント情報をチェックして頂けますと幸いです。
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